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インスリン療法について
当院では来院患者さんの80%が糖尿病でありますが、早期に患者様の病態、ライフスタイルにあわせた最新の治療を開始することによって、もっとも良好なコントロールを得ることができます。また合併症を早期発見することによったその予防に努めています。
また必要であれば2型糖尿病であっても重症者には比較的早期にインスリン導入を行い(外来で可能)膵B細胞の保護 機能回復をはたし経口剤への切り替えあるいは食事運動療法のみでコントロールが可能になる患者さんが多数いらっしゃいます。1回インスリンをつかったら一生インスリンが必要になるというのは迷信ですい臓が破壊されてインスリンがでなくなるまでほっておくからそうなるのです。インスリンは早く始めれば始めるほど。早く中止することができます。副作用はありません。1型糖尿病患者につきましてはインスリンが唯一の治療法となります。インスリン治療については最後にお知らせします。
また最近やせ型糖尿病の遺伝子が発見されました。日本人では白人にくらべてインスリン分泌能力が弱いことが特徴です。糖尿病はよほど重症でなければ自覚症状がありません。血液検査しなけれわかりません。脳梗塞や心筋梗塞をおこしてから糖尿病があることが発見される患者さんが多数おります。また進行すると 腎症 網膜症により 人工透析 失明の原因になります。
インスリン療法Q&A 【インスリン療法を薦められた2型糖尿病患者さんへ】
Q1 インスリン療法を薦められましたが、どのような治療ですか?
A1 糖尿病によって不足しているインスリンを補うために、体の外からインスリンを補充する治療です。
※ インスリンはすい臓からでるホルモンで、血糖値を下げるただ1つのホルモンです。「糖尿病」は、すい臓から出るインスリンが減少するか、またはインスリンの働きが悪くなったことによって、インスリンが不足し、血糖値を下げられなくなった状態です。
注射で補充したインスリンは、すい臓からのインスリンと協力して血糖値を下げます。
Q2 インスリン療法には、どんな効果があるのでしょう?
A2 血糖コントロールや、体調が良くなるなど期待できます。
※ インスリン療法は、血糖値を下げるインスリンが「足りない」または「働きが悪い」状態のときに、必要なインスリンを注射で補う方法です。ですから確実に血糖値が下がります。
Q3 私にもインスリン療法はできるでしょうか?
A3 きっとあなたにもできます。
患者さんの多くは、思ったよりも難しくなかった、怖くなかったと言っています。
※ インスリン療法を開始する前は、患者さんの6割が不案を感じていたそうです。ところが、いざインスリン療法を始めてみると「自分の治療に向き合っている」気持ちを持て、「思ったよりも注射は怖くなかった」ことを実感し、「もっと早くからインスリン治療を始めれば良かった」と前向きな意見が多いのです。実に59%もの患者さんがインスリン治療に満足していると答えています。
Q4 注射は痛いのですか?
A4 インスリン注射で使う専用の注射針は細く短いので、あまり痛みを感じません。
※ インスリンを注射するにあたって、痛みを感じにくいおなかや上腕部などを選んで注射ができます。注射には操作が簡単で持ち運びに便利なペン型注入器(インスリンペン)を使います。不安な場合は、どれくらい細くて短い注射針なのか、実物を見せてもらえるかを主治医に聞いてみてはいかがでしょうか。
Q5 インスリン療法を始めたら、生活や旅行が制限されてしまうのでしょうか?
A5 普段の生活や外出など、ライフスタイルが大きく変わることはありません。
※ 普段の生活糖尿病の状態やライフスタイルによって、インスリン注射の回数、タイミングはちがってきます。あなたの普段の生活について主治医とよく相談して、できるだけ無理がなく、続けやすい方法を選んでもらいましょう。インスリン療法を始めやすい方法として、のみ薬をそのまま続けながら1日1回だけインスリン注射をする方法もあります。また、1日数回のインスリン注射が必要になる患者さんでもライフスタイルに合わせて注射できる方法がありますので主治医に相談してください。
※ 旅行や外食注射に必要なインスリン注射・器具は小さいので、かんたんに持ち運べます。また、外出先でも短時間で注射できますので、インスリン注射のために出張、旅行、パーティーなどの長時間の外出をあきらめる必要はありません。
Q6 インスリン療法は一生続けないといけないのですか?
A6 血糖コントロールの状態によって、ずっと続ける患者さんもいますが、すい臓の力が回復して、のみ薬だけに戻る患者さんもいます。
※ インスリン療法によって血糖コントロールが良くなり、すい臓の負担を軽くすることができます。早く治療を始めるほどすい臓の力が回復しやすいと考えられています。
インスリン療法を続けてすい臓の力が十分に回復すると、すい臓はインスリンを出しやすくなり、インスリン注射の量や回数を減らせたり、のみ薬だけの治療に戻せることがあります。
Q7 注射のしかたは教えてもらえるのですか?
A7 治療を始めるときに医療機関で教えてもらえます。
また、自宅で注射するときに困ったら、いつでもコールセンターに電話で相談できます。
※ インスリン注射にはペン型の専用注入器を使いますので操作が簡単です。おなか、上腕部、おしり、太ももの外側などのどこかに場所を決めて、決まった時間に、決まった量を自分で注射します。
注射のしかたは治療を始めるときに病院やクリニックでしっかり教えてもらえますし、自宅でも間違えずに注射できるように説明書をもらえます。診療時間外に注射のしかたがわからなくなったら、24時間365日、いつでもコールセンターに相談できます。
Q8 インスリン療法で注意することは何でしょう?
A8 基本的は今までと同じで、規則正しい生活を守りましょう。もし低血糖になっても対処できるように、前もって理解と準備をしておきましょう。
※ インスリン療法を始めても、規則正しい生活、バランスの良い食事と運動が大切です。量に注意すれば好きなものを食べられますし、自分に合った運動ができます。低血糖(血糖値が下がりすぎた状態)には十分注意しましょう。低血糖は普段よりも食べる量が少ない、食べる時間が遅れる、運動のしすぎ、またのみ薬やインスリン量が多過ぎると起こります。生活リズム、注射のタイミングを守り、もし低血糖が起きたら糖分をとってきちんと対処すれば、回復します。
Q9 インスリン療法を始めると、医療費は高くなりますか?
A9 はい。たしかに医療費はかかりますが、治療に必要なインスリン、注射器、注射針などは健康保険が適応されます。
また、将来の合併症が予防できるので医療費の総額は減ります。
※ インスリン療法を始めると、のみ薬だけの治療より
は医療費が高くなります。しかし、血糖コントロールが悪いままだと後から網膜症、腎不全など合併症がおこりやすくなり、かなりの医療費がかかりますし、日常生活に支障をきたすこともあります。
インスリンの種類、量、回数などによって費用負担は変わりますので、遠慮なく主治医の先生に相談してみてください。
今服用しているのみ薬を続けながら1日1回インスリンを注射する治療法
今服用しているのみ薬をやめてインスリン療法に切り替える場合、1日に3~4回のインスリン注射が必要になることがあります。(1型糖尿病の患者さんでは一般的な方法です)。
初めての人でもインスリン療法を始めやすい方法として、今服用しているのみ薬を続けながら、「持効型(じこうがた)」と呼ばれる、効果が長く続くインスリンを1日1回だけ注射する方法もあります。のみ薬と持効型インスリンの効果を合わせて血糖値をさげる方法です。
持効型インスリンは注射後ほぼ1日、血糖改善効果が続きます。毎日1回朝または夜に注射すればよく、比較的低血糖を起こしにくいインスリンです。
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